「アクシーズクイン」から登場した心地よい「ベンチレーションシャツ」で涼しく過ごす
いつまで暑い日が続くのだろうか。暦の上では8月7日の「立秋」から秋に入るが、むしろそこから熱波が本格化し体温調節に気を配る必要が増すように思えてならない。少なくとも昨年、一昨年は8月どころか9月も過酷な残暑が続いた。きっと今年も何らかのかたちで涼を得る算段をしなければ長引く高温多湿の日々を乗り切れない。 何かいいアイテムはないか。アウトドアショップをめぐると今シーズンとくに目を引くのが「AXESQUIN(アクシーズクイン)」の涼しげな「ベンチレーションレイヤー」だ。とりわけ50.1cm3/cm2/sという驚異的な通気度の「ベンチレーションシャツ」が注目に値する。本来は夏山縦走やハイキングを目的としたウエアだが日常着にしやすい。その機能と着こなしについて株式会社双進アクシーズクイン事業部の細川淳さんに聞いた。
通気度50.1/ cm3/cm2/sの生地をまとうと、空冷効果でヒンヤリさらさら快適!
「機能性の高い登山・アウトドア用品をお届けする『アクシーズクイン』は1988年に株式会社双進が立ち上げたブランドです。四季の変化に富む日本で、身近な低山からアルプス登山まで快適に楽しむためのウエアやギアを製造開発しています。湿気の多い日本の夏山で蒸れや汗冷えに対処するため、多くの製品について『通気度』を表示しているのが特徴です。 なかでも『ベンチレーションシャツ』は通気度が高く、50. cm3/cm2/sという数値を誇っています。これは1秒間に1平方センチメートルあたり50.1立方センチメートル(約50cc)の空気を通すことを示ものです。非常に高い性能を持ち、衣服を空気が通り抜けて汗や余分な熱を放出するので涼しく、快適に行動できます」
ごく簡単にいうと優れたメッシュ生地で、表側からは肌が透けにくい特殊な性質を持ち、薄くて通気性が高く、強度と張りがあるため汗をかいても肌に貼りつきにくい。ドライな着心地が続き、空気の循環によるベンチレーション(換気)の効果で熱がこもらない。衣服内の温度と湿度を調節し、不快な乱高下を防ぐというわけだ。 「素材は『小松マテーレ』の『COOLDOTSメカニカルストレッチミニリップストップ』です。高い通気度に加えてストレッチ性のある素材なので登山やハイキングといった運動時のストレスが少なく、日常着としても着心地がとてもいいです。撥水加工を施してあるので、メッシュでありながら水をはじきます」 身に着けると不思議なことに、薄くて軽くて通気性があるのに水をかけると滴が表面にたまり、繊維に吸収されない。なんという盛りだくさんな機能素材だろうか。衣服内が常に換気され、汗で蒸れないので高温多湿な夏山にぴったり。