横浜中華街の「地元の人」はどこで食事をしているのか。“地元の人”に聞いたオススメの店3選!
■たばこ屋さん絶賛の「大家さんの店」の「豚肉と搾菜ピリ辛炒め定食」でご飯止まらず…
さらに後日、改めて横浜中華街へ行きました。 横浜中華街に行くたびに立ち寄るたばこ屋さんがあります。関帝廟通り沿いにある店で、さまざまな喫煙具と合わせて、たばこの種類を豊富にラインナップ。それだけでも喫煙者にとってとても有難い店ですが、これに加えてお店の人が超親切。たばこにまつわる質問なども親切に答えてくれる店です。 このたばこ屋さんで今日は、たばこの話ではなく、「オススメの店」を聞いてみることにしました。すると、あの金物屋のおじさんと同じような対応で「オススメの店? うーん……」としばし考えてくれている様子。「どこも美味しいとは思うんだけどねぇ」とも言います。 そして、数秒後にたばこ屋の人が「あ!」と閃いたかのように言い、「『京華楼』さん良いですよ」と言います。 「この辺の店ですか?」と尋ねると、「というよりこの建物ですよ」と言います。つまり、たばこ屋さんの建物にある中華レストランで「うちの大家さんなんですよ」とも。しかし、その味は評判で、これまでに何度もテレビ取材を受けた経験もあるとか。たばこ屋さんのすぐ脇の入り口から『京華楼』に入店しました。 平日のランチの時間帯。週替わりで、様々なメニューを提供しているようですが、その価格990円(税込)。高級店の味わいをこの価格で味わえるのなら十分お値打ちと言って良いでしょう。筆者はここで「豚肉とザーサイのピリ辛炒め定食」をオーダーすることにしました。 実は「豚肉とザーサイのピリ辛炒め定食」、『京華楼』の人気メニューのようで、地元の常連とおぼしき周辺のお客さんの大半がオーダーしていました。程なくしてサーブされた定食は、クラシカルな雰囲気を持つ格式高いビジュアルの定食です。これはシビれる! さっそくいただくと、千切りにされた豚肉、ザーサイ、野菜類の細部まで味が圴一で、そして火加減も絶妙。野菜のシャキシャキした感じも残っており、なるほどかなりハイレベルの炒めものだと思いました。そして、このピリ辛加減がまた妙に後をひき、ついご飯をお代わりしてしまうほどでした。 たばこ屋さんの「大家さんの店」、『京華楼』もまた地元に根付いた名店だと思いました。 京華楼 本館 住所:横浜市中区山下町138 営業時間:[平日] 11:30~21:30 [土日] 11:00~21:30 休:なし