賭博違反の10カ月出場停止は「厳しいが実りあるもの。忘れるべきではない」…伊代表トナーリが回想
ニューカッスルに所属するイタリア代表MFサンドロ・トナーリは、イタリアサッカー連盟(FIGC)の公式メディア『Vivo Azzurro Tv』のインタビューに応じ、ピッチへの復帰を振り返った。 UEFAネーションズリーグ2024-2025 組み合わせ・試合日程・結果・順位表・放送予定 昨年10月にイタリアでの賭博違反が発覚すると、10カ月にわたって出場停止処分を受けたトナーリ。今年8月末にようやくピッチに復帰すると、すぐさまイタリア代表にも招集。9月のフランス戦で先発して勝利に貢献(3-1)したが、復帰戦は特別なものになったようだ。 「フランス戦でピッチへ復帰した時は、やや解放感があったね。ニューカッスルでの最初の試合は、サッカーの面よりも気持ちの面で感じるものがあったけど、フランス戦は完全にサッカー面で感じるものがあったんだ。復帰してから3試合目で、初戦のような感情はなく全てが自然な形で、非常に素晴らしかったね」 またトナーリは、出場停止期間中を振り返り「昨シーズンの行程は非常に厳しいものだったが、非常に実りのあるものだった」と回想。「ピッチの外で過ごした1年間の思い出は、常に自分の中にしまっておきたい。忘れるべきではない」と自身を戒めた。 なおトナーリは、今年6月から行われたEURO2024には出場できなかった。それでも、ルチアーノ・スパレッティ監督とは連絡を取り続けていたことを明かしている。 「スパレッティ監督との関係は非常に重要だった。僕に寄り添ってくれた。頻繁に連絡していたわけではないが、EURO前後に適切なタイミングで連絡があったんだ。彼は、僕が1年間活動できず良い状態ではないかもしれないことを把握していて、通常のコンディションで再会できるよう願っていた。代表に来れば全員があらゆる試合に勝って、トロフィーを獲得したいという夢を持っている。代表戦での勝利はどんな試合よりも勝ちがある」