再び首位バルサを射程圏に! 2位レアル、ムバッペのダメ押し弾などでジローナを撃破
[12.7 ラ・リーガ第16節 ジローナ 0-3 R・マドリー] ラ・リーガ第16節が7日に行われ、2位レアル・マドリーは敵地で8位ジローナに3-0で勝利した。ミッドウィークのアスレティック・ビルバオ戦(●1-2)から立て直し、2戦ぶりの白星。消化試合が1つ少ない中、他会場で引き分けた首位バルセロナとの勝ち点差を「2」に縮めた。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 レアルが均衡を破ったのは前半36分。MFジュード・ベリンガムがペナルティエリア左にパスを送り、受けたMFブラヒム・ディアスが縦への仕掛けから折り返す。DFミゲル・グティエレスに防がれるも、こぼれ球に詰めたベリンガムが右足でシュートを放つと、MFオリオル・ロメウとGKパウロ・ガッサニーガの股を抜いてゴールに突き刺さった。 ベリンガムはこれで5試合連続得点。後半10分には最終ラインに降りてビルドアップに加わったMFルカ・モドリッチが鋭く縦に送る。センターサークル内のベリンガムがワントラップからスルーパスを出し、走り込んだMFアルダ・ギュレルがペナルティエリア中央から左足でゴール右に流し込んだ。 ギュレルの今季初得点で2-0としたレアル。さらに後半17分、カウンターから右サイドのモドリッチが前方にパスを送る。これを受けたFWキリアン・ムバッペがペナルティエリア右から右足で逆のサイドネットに決め、今季9ゴール目を記録した。 ムバッペのダメ押し弾が生まれる直前にベリンガムが負傷交代するアクシデントもあったレアルだったが、3-0で逃げ切りに成功。先にゲームを行っていた首位バルセロナはベティスと2-2のドローに終わった。未消化試合を1つ残す2位レアルは、バルセロナとのポイント差を「4」から「2」とし、再び射程圏内に捉えている。 クラブ公式サイトによると、カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、「ジローナが激しいプレスをかけてきたため、立ち上がりは我慢強くプレーする必要があった。我々は攻撃面でいい仕事ができたし、その後リードをうまくコントロールできた。ベリンガムの得点後、チームは良いアイディアを持ってより明瞭になったし、後半はとても良かったよ」と振り返った。 途中交代したベリンガムについては「ベリンガムは連続で5ゴールを決めて好調だ。足に疲労が少しあったので、最後の数分間リスクを冒したくなかったようだ。元気なので火曜日(10日の欧州CLアタランタ戦)は出場できる」と説明。また、試合直前に招集メンバーから外れたFWロドリゴ・ゴエスに関しても「体調が良くなかったので、(トレーニング場の)バルデベバスに残して練習させることを優先した。火曜日には出場できると思う」と語った。