疲れ切ってしまった夜こそ!【寝る前60秒】頑張った体を緩めるストレッチ
毎日必死に働いて、お家では家事や育児を頑張って…。やっと一日が終わる!という夜にはもう何もしたくない…なんて日も多いのではないでしょうか。動きたくない気持ちも分かるのですが、実はこういう時こそ、実は少し動いた方が体が楽になることがあります。今回はその理由とおすすめのストレッチをご紹介します。 *写真で詳しいやり方を見る→【寝る前60秒】頑張った体を緩めるストレッチ ■疲れ切っているからこそ動くべき理由 疲れているならすぐに横になって寝た方が体にとって良いのでは?と思われがちですが、大人の私たちはそんなことはありません。子どものようにめいっぱい体を動かして疲れ切った場合はすぐに寝るほうが回復が早いかと思いますが、大人の場合、日中日中同じ姿勢でいる時間が長く、思っているほど体が動かせていないので体のあちこちが硬くなった状態になっています。 この状態で寝たとしても寝ている間に筋肉が緩まることは期待できません。むしろ、筋肉が硬いままではリラックス効果が減ってしまい、しっかりと睡眠をとっても、起きた時に眠さや疲れが残っているなんてことも起こりがちです。 ■大人だからこそ少し動いてから寝るがポイント ベッドに横たわってスマートフォンをいじって時間を過ごすことがリラックスタイムと思ってしまいがちですが、体にとってはそんなことはまったくありません。いくら横になっていたとしても、筋肉が硬くなっている部分は血行も滞りやすくなっていて、老廃物などを排出する力が弱まってしまいます。疲労だけでなく、免疫力低下にもつながりかねないため、ちょっとしたストレッチをしてから寝るほうが数倍よいでしょう。 ■寝る前にたった60秒でOK!頑張った体を緩めるストレッチ 今回ご紹介するストレッチはマットを引かずに行えるので日々のルーティンに取り入れやすいはずです。疲れて何ももしたくない時でもハードルを上げずにできるものをご紹介します。また、寝る前に行いたいので激しい動きは必要ありません。深く長い呼吸を意識して、吐く息とともに疲れやモヤモヤを吐き切るイメージで行うと効果が上がりますよ。 <やり方> 1)ベッドの上に横たわり、両ひざを胸の前で抱える 2)息を吐きながら膝を胸へ近づけ、息を吸いながら引き寄せる力を緩める。右の太ももで腸の入り口、左の太ももで腸の出口を刺激しつつ、両股関節もストレッチします 3)3~5呼吸ほど行ったら、両手両脚を上げブラブラと揺らす。一日頑張って疲れている手脚を労わりましょう 4)息を吐きながら手脚をベッドへ戻し、3回ほど深呼吸する。疲れていたら、そのまま寝てしまいましょう 日々頑張るためには気合いや気力だけではどうにもなりません。年々衰えていく体力を補うためにも、体も心も緩める時間が必須です。忙しなくて自分へ意識を向ける時間が持てないという方も、ぜひ寝る前60秒だけで良いのでやってみてください。夜が長くなるこれからの季節、ご自身の体と心と向き合う時間を持ちましょう。 ライター/古賀奈津美(ヨガ講師)
古賀奈津美