バイエルンもドルトムントも欧州戦線で早々と...憂うべきブンデスリーガのレベル低下【現地発】
中位以下はスペインより上という定説
バイエルンは不調の主力が多いパリ・サンジェルマンに勝利したに過ぎない。(C)Getty Images
欧州カップで4強入りしたのはヨーロッパリーグ(EL)のレバークーゼンのみ。国内リーグの優勝争いが白熱したのも、バイエルンが低調だったからだ。2022-2023シーズンに顕在化したブンデスリーガの憂うべきレベル低下。ドイツのサッカーに何が起きているのか。(文:ベンヤミン・ホフマン/訳:ジュン・ミズノ 2023年6月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 本稿執筆時点で、2022-2023シーズンのブンデスリーガも残りわずか。しかしこの時期になっても、世界的な名手とは言いがたいセルジュ・ニャブリに得点王となる現実的なチャンスが残っているとは……。リーグレベルの低下はもはや否定できない。 そもそもドイツの1部リーグが「欧州最高」だった記憶はない。プレミアリーグに次ぐ「2番手」の
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