石破首相、ラオスで初外遊開始 ASEANと協力強化へ
【ビエンチャン共同】石破茂首相は10日(日本時間同)、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、政府専用機でラオスを訪問した。就任後初の外遊日程がスタート。日本とASEANの首脳会議に参加し、経済や安全保障など幅広い分野での協力強化を確認する。 【写真】就任後初の外遊として、ラオスに向け羽田空港を出発する石破首相
10日は日中韓3カ国とASEANの首脳会議にも出席し、感染症対策や防災、地域の平和維持について議論。核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応で連携を呼びかける。韓国の尹錫悦大統領、中国の李強、インドのモディ両首相とそれぞれ個別に会談する。議長国ラオスのソンサイ首相とは、経済協力の促進を申し合わせる見通しだ。 11日は米国やロシアもメンバーの「東アジアサミット(EAS)」で地域情勢について議論。日本が提唱した東南アジアなどとの脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」首脳会議を主催する。ベトナム、オーストラリア首脳とも会談する。その後、内外記者会見で成果を説明する。