首相、トランプ氏と早期会談意欲 「日米同盟高みに」
石破茂首相は24日の記者会見で、トランプ次期米大統領との会談に関し「早期に行い、日米同盟をさらなる高みに引き上げていきたい」と意欲を示した。トランプ氏は来年1月中旬であれば会談が可能だと日本側に伝えている。首相は「最も適当な時期を選ぶ」と述べるにとどめた。 会談が実現すれば「北東アジア情勢について認識を一にすることが大事だ」と強調した。核・ミサイル開発やロシアと軍事協力を進める北朝鮮や、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に置く。ロシアの侵攻を受けるウクライナ、パレスチナ自治区ガザなどの地域情勢、経済に関しても認識を一致させたいと述べた。 1月20日の大統領就任式より前の会談については、故安倍晋三元首相の妻昭恵さんが今月、トランプ氏夫妻と面会した際に、メッセージとして託されたと明らかにした。 首相は会談日程を未定だとした上で、正式就任後の会談が望ましいとの考え方と、就任式後では通常国会と重なり訪米日程が取りづらいので早期会談を求める意見の「両論ある」と説明した。