ホームレス路上パフォーマー「褒めますおじさん」喜ぶ人が続出 ひろゆき氏も絶賛「言語能力高い」
■路上でバケツをドラム代わりに叩きまくって人気者になったTKさん
路上パフォーマンスをきっかけに、ホームレス生活から卒業した人物もいる。現在はSNSのコンサル会社を経営しているTKさん(31)は、2004年から吉本興業NSCジュニアに7年間通い、2016年に大学卒業後の語学留学のためシドニーへ渡った。 しかし、留学中のトラブルで金が底をつき、ホームレスになり、路上パフォーマンスで生活することを決意した。その後は、海外を転々としたが、2020年にコロナ禍で帰国。YouTuberに転身し、SNS系ベンチャーを起業した。 もともとTKさんは、ドラム未経験だった。「留学エージェントにだまされ、持っていた130万円が、500円になった。今日をしのぐパンを買うか、ドラムスティックを買って、ゴミ山のバケツをたたくか。せっかくなら路上でと、公園でやってみた」。パフォーマンスを始めてからの4年間で、「これで生活していたから、相当うまくなってしまった」という。 AV女優で作家の紗倉まなは、2人から「『人を喜ばせたい』という気持ちの強さを感じた」として、「『自分を喜ばせたい』とは違って、純粋に持つことが難しい。なぜ、この気持ちを抱いたのか興味がある」と問う。「『人が喜んでくれる』という快感は、自信や存在価値につながる。その感覚は自分にもあるが、2人の熱量の高さは圧倒的だ」。 こうした路上パフォーマンスから、プロパフォーマーや芸術が生まれていく可能性はあるか。TKさんは「レギュレーションを定めて、質や厚みを増せば、絶対に可能性はある。海外観光客もインバウンドで増えている。そこに注力すべきだ」。褒めますおじさんも、「ミュージシャンはプロになっている人がいる。歌以外でやれる人が出てくるといい」と願った。 (『ABEMA Prime』より)
ABEMA TIMES編集部