「有料化」から1ヶ月。2000円の通行料が発生したことで「富士登山」はどのように変化した?
登山規制や有料化によって変わったことは?
環境省の発表によると、2024年7月の富士山「吉田ルート」の登山者数は5万855人で、前年7月の5万9305人に比べて8000人以上減っていることが分かります。登山規制や通行料が発生したことだけが原因かは分かりませんが、関係していると考えてよいかもしれません。 登山規制については山頂付近での混雑や、夜間宿泊をせず夜通し登山するなどの「弾丸登山」の発生を防ぐ目的もあるため、より安全に登山ができるようになることが期待できるでしょう。
登山規制や「通行料」の発生により弾丸登山の防止や混雑緩和が期待されている
2024年の登山シーズンから、山梨県は、富士山の登山ルートのひとつである「吉田ルート」について2000円の通行料を徴収することとしています。もともと富士登山においては任意で協力金を集めていましたが、これとは別で通行料が発生します。 通行料と協力金はそれぞれ具体的な使い道が決められているため、事前に確認しておくとよいでしょう。 7月時点で吉田ルートの登山者数は前年より減少傾向にありますが、登山規制や通行料の発生が関係している可能性はあると考えられます。今後も弾丸登山の防止や混雑緩和が期待できるでしょう。 出典 富士登山オフィシャルサイト 【吉田ルート】2024年登山規制 よくあるご質問 富士登山オフィシャルサイト 【吉田ルート】山梨県富士山吉田ルート通行予約システム 富士登山オフィシャルサイト 富士山保全協力金 環境省 関東地方環境事務所 2024年夏期の富士山登山者数について [随時更新](~8月19日まで) 環境省 関東地方環境事務所 報道発表資料 2023年夏期の富士山登山者数について(お知らせ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部