巨人・阿部慎之助監督の後輩 オイシックス・稲葉大樹が引退会見「これからが球団と地域に恩返し」
今季からイースタン・リーグに新規参入したオイシックスの稲葉大樹内野手兼野手コーチ(40)が5日、ハードオフエコスタジアム新潟で引退会見を行った。 同選手はオイシックスの前身であるルートインBCリーグ・新潟アルビレックスが発足した2007年から所属。BCリーグで通算958安打、11年にはシーズンMVP、首位打者を獲得するなど、「ミスター独立リーグ」の異名を取った。 今季はイースタン・リーグで31試合に出場し、打率・216(37打数8安打)。新潟一筋18年の現役生活に終止符を打つことになった。 稲葉は巨人・阿部慎之助監督(45)と同じ東京・安田学園高出身で、オイシックス・橋上秀樹前監督は「出会いが(最初に出会った2011年より)もう5、6年早ければ、NPBに行けたかなと思う。阿部慎之助の7割ぐらい(の能力)は兼ね備えていた選手」と評した。 引退会見に臨んだ稲葉は思い出の一つに今年3月2日の日本ハムとのオープン戦でエスコンフィールド北海道で安打を放ったことを挙げ、「現役時代は苦しいことの方が多かったが、18年間支えていただいた全ての方に感謝したい。今後は球団、地域の方にしっかり恩返ししたい」と話した。