ある日、左半身が急に動かなくなり…その後『意識を失った』20歳の男性。…6日後、目が覚めて知った理由とは。 現在看護師として働く彼に迫る
周りの人の支えと努力で…
意識が回復し、リハビリを開始しますが簡単なものではありませんでした。 「すぐには回復の兆候がみられず、毎日挫折しそうになった」とその苦労を語ります。 しかし、少しずつですが手や足が動くようになり、親や友達、看病してくれるスタッフからの言葉がうっしーさんの励みであり支えとなっていました。 リハビリは、手も足もストレッチを行いながら筋肉の硬さを評価してもらい、基本的な動きや筋トレなどを行ったといいます。 うっしーさんの頑張りや周りの方の支えもあり、意識が回復して2週間目には自力で車いすに移乗できるように。また、排泄に関しても「トイレへは1人で行っていた」と話していました。 そして、半年もたたずに歩けるようになったのです。それには周りの人の支えと、うっしーさん自身が「前の自分になりたい」と一生懸命リハビリと向き合い、過酷なことやつらいことも我慢して努力を重ねたからでした。 そして、現在は一人暮らしができるまでに回復しました。 「前ほどではないですが生活はできています。通院は週1回のリハビリと月1回の診察、3ヶ月に1回ボトックス注射という治療をしています」 また、看護師として働いているうっしーさんが、復帰したのは倒れてから1年後でした。 職場には2年弱勤務しており、その都度自分の状態などを報告していたといいます。また、看護師として働きたいことや「ここまでできる」ということなどを上司に伝えていました。そこで状況などを見てもらいながら、最初は書類の整理、検温の結果をシートに記録する、電話対応などの簡単な事務処理から復帰しました。 現在は、注射以外の仕事をしており、左腕も支えることもできるまでに回復したため、浣腸、オムツ交換、車いす移乗介助などをしているといいます。 看護師として職場復帰できたことについて、うっしーさんは「今までつらいリハビリや治療を行い、頑張った自分を褒めたいと共に諦めず、頑張ることで何でもできると思いました」と話していました。