【阪神】新クリーンアップが不発…19年以来5年ぶりの甲子園開幕カード負け越し
◆JERAセ・リーグ 阪神0-1広島(11日・甲子園) 無情にもスコアボードに9つの「0」が並んだ。今季3度目の完封負けで借金「2」。開幕から初めて3番起用されたノイジーが4打数無安打2三振。得点圏に走者を置いた場面で3打席連続凡退するなど、精彩を欠いた。「昨日(10日)、森下が6番でいい仕事をしてくれた。ノイジーもつなぎのバッティングをしてくれたりしていた」と打順組み替えの意図を説明した平田ヘッドコーチは、厳しい表情だった。 4番の大山も6回2死三塁で見逃し三振を喫するなど、4打数無安打2三振。開幕12試合でリーグワーストの計18三振と本来の姿ではない。 試合は0―0の9回に新助っ人のゲラが、2死二塁から田村に決勝の中越え適時三塁打を浴びた。登板6試合目で来日初失点初黒星。ノイジー、大山、佐藤輝の新クリーンアップが不発で、8回120球無失点の西勇を援護できなかった。19年以来5年ぶりの甲子園開幕カード負け越し。再び5位に落ちた。(中野 雄太)
報知新聞社