予選から出場の新星ジュブ、シェルトンとの接戦制しツアー初4強 7度目のマッチポイント決め切る<男子テニス>
マヨルカ・チャンピオンシップス
男子テニスのマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)は27日、シングルス準々決勝が行われ、予選勝者で世界ランク289位のP・ジュブ(イギリス)が第1シードのB・シェルトン(アメリカ)を6-3, 3-6, 7-6 (10-8)のフルセットで破り、キャリア初となるツアーベスト4進出を果たした。 【ジュブらマヨルカ・チャンピオンシップス組合せ】 24歳のジュブは今大会、予選2試合に勝利し本戦入りすると、1回戦で世界ランク87位のM・マーテラー(ドイツ)、2回戦で同107位のA・ウォルトン(オーストラリア)をそれぞれストレートで下し8強入り。準々決勝では同14位のシェルトンと対峙した。 この試合の第1セット、ジュブは2度のブレークを奪いリードすると、シェルトンのブレークを1度に抑え先行する。第2セットでは計8度のブレークチャンスを握るも1度のブレークに凌がれると、自身は2度のブレークを許してセットカウント1-1に追いつかれる。 ファイナルセット、互いにサービスゲームをキープしてゲームカウント6-5で迎えた第12ゲーム、ジュブはリターンゲームで3度のマッチポイントを握るもこれを決め切れず。タイブレークでも先に3度のマッチポイントを手にしたジュブだったがこれをいかせずにいると、逆にシェルトンに1本マッチポイントを与えピンチに。しかしここを凌ぎ切ると、終盤3ポイント連取で突き放した。試合時間は2時間44分。 キャリア初のツアーベスト4進出を果たしたジュブは準決勝で世界ランク54位のS・オフナー(オーストリア)と対戦する。オフナーは準々決勝で同62位のA・ミケルセン(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。 同日には第4シードのA・タビロ(チリ)と第6シードのG・モンフィス(フランス)が4強へ駒を進めた。