波佐見焼ブランド〈zen to〉の2024年新作は餃子皿!? いつもの餃子がワンランク上に
コロカルニュース
■〈zen to〉が提案する多様なスタイルの“肥前のやきもの” 日本有数の陶磁器の産地として知られる、長崎県東彼杵郡波佐見町。 【写真で見る】唎酒師・伊藤ひいなさん監修の酒器〈てのひら湖〉 この地で1917年に創業した陶磁器メーカーの〈株式会社中善〉は、江戸時代から波佐見焼の技術と精神を継承してきた歴史を土台に、2020年にオリジナルブランド〈zen to〉を立ち上げました。 zen toでは2020年以降、ミュージシャンや文筆家、建築家、プロダクトデザイナーなどさまざまな分野で活躍するクリエイターらを監修者に迎え、肥前伝統のやきもの技術を駆使した製品を開発。これまで計8回のリリースを行ってきました。 9回目にあたる2024年の新作は2種。“食べること、飲むことを通して誰かの幸せに寄り添う”といった思いを大切にする、90年代生まれのふたりの監修者から生まれた食卓を彩るアイテムをご紹介します。 ■高台と曲線のバランスが美しい〈餃子皿〉 東京・永福町に店を構える〈中華可菜飯店〉のオーナーシェフ・五十嵐可菜さんが提案するのは、ゆるやかなフォルムが印象的な高台付きの〈餃子皿〉です。 五十嵐さんいわく、町中華でよく餃子が盛り付けられている、あの楕円形の“愛おしいフォルム”をイメージしているそう。 五十嵐さんは、この餃子皿をつくるにあたって“料理に寄り添ってくれる高台付きのお皿”をイメージしながら、理想的な曲線になるように何度も議論しこの形に行き着いたといいます。 「私は普段から高台付きのお皿ラバーで、お店でも家でもよく使います。ですがこの高台付き皿というものは一点物が多かったり、高台が高すぎると何を盛るかのハードルも上がってしまったりして、実はなかなかの曲者だったりします。」と、五十嵐さん。 1年以上かけてプロジェクトを進めていったとのことで、何度もデザインが練られ、曲線のディティールや全体のサイズ感、高台のバランスがよい美しい一皿に仕上げられています。 カラーはアイボリーとうぐいす色のシンプルな2色展開で、どんな料理にも食材がよく映えそうですね。 “餃子皿”とはいえ波佐見焼ならではのシンプルさとおおらかさ、温かみも感じられ、中華以外にも多彩なジャンルの料理を盛り付けて楽しめそう! 中華可菜飯店でもこの餃子皿を使用する予定とのことで、お店に足を運んで料理との相性や使い勝手を実感してみるのもよさそうです。 ■唎酒師・伊藤ひいなの“癒しの湖”で一杯! 日本酒のソムリエと呼ばれる唎酒師(ききざけし)の資格を持つ伊藤ひいなさん。 日本酒愛飲歴7年、飲食店勤務の傍ら「日本酒の案内人」として活動しています。 Hanako Web〈伊藤家の晩酌〉では、伊藤さんの日本酒愛が溢れる連載が話題に。酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也とほのぼのとした日本酒談義が繰り広げられるので、日本酒選びに困ったときは参考にしてみてはいかがでしょうか? そんな伊藤ひいなさんが監修したのはもちろん酒器。 〈てのひら湖〉と名付けられたこの器で、お気に入りの一杯を楽しんでみましょう。