平野美宇「ここからが本番」3番でパラ五輪メダリストに勝利<世界卓球2024>
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)> 19日、世界卓球選手権釜山大会の4日目が行われ、女子予選リーグで日本代表とブラジル代表が対戦した。 日本代表が3-0でブラジル代表に勝利し、予選リーグ4戦4勝で1位通過を決めた。 3番で登場した平野美宇(木下グループ)は東京パラ五輪銀メダリストのブルーナ・アレクサンドラ(ブラジル)にストレートで勝利し、日本代表が3-0で勝利を飾った。 試合後、平野美宇(木下グループ)が報道陣の質問に答えた。
平野美宇、試合後のコメント
<本日の対戦相手はボールタッチが柔らかくて、サービスのトスもいつもと違ってレシーブがやりにくかったと思うがどうだったか> サービスがすごく曲がってきてうまかったので、手の感覚では持ってるものがあるなっていう風に思いました。 <自分自身のプレーはどうだったか> 自分自身のプレーは悪くはなかったんですけど、相手のナイスプレーもあって決めるべきところを逃してしまったりとか、慣れてない部分もある中でも1ゲームから対応を早くするべきだなっていう風に思うので、まだまだやらなければいけないことはたくさんあるなって、すごい思いました。 <今回は(イラン戦の)粒高選手など特殊な戦型の選手が相手だが> 今までは日本の選考会に標準を合わせていたので、何回もやってる選手(と対戦する)っていうのが多かったんですけど、やっぱり世界選手権に来ると普段WTTにあまり出てこない選手が出てきます。 見たことがなかったり、ビデオがあまりなかったりっていう選手が多いので、自分の対応能力が試されるなという風に思いました。 <調子が上がってきている感じはあるか> いつもこんな感じなので、調子は普通ぐらいかなと思ってます。はい。 <世界選手権にパラの選手も出ることについては> 昔もポーランドのパルティカ選手がすごく強くて、それぶりに(パラの選手と)試合をしたんですけど、やっぱりトップ選手になると本当に強いなって改めて感じましたし、どんな選手でも勝負になったら普通に対戦相手なので、こうやって一緒に試合できるのは卓球の良さだなっていう風に思いました。 <予選リーグを全勝で通過して、次に向けて気持ちを切り替えることはあるか> 1位通過するっていうのは最低限の目標だと思っていて、ここからが本当に日本チームが目指すところで本番だと思います。 (決勝トーナメントは)予選リーグを(勝ち)上がった選手たちが来て絶対に強い選手と当たると思うので、やることはほとんど変わらないんですけど、さらに準備をしっかりして試合をしたいなっていう風に思ってます。 <チーム全体の雰囲気は> 全日本終わってすぐで合宿する期間とかすごい短かったんですけど、同い年の2人(伊藤、早田)といつも木下でやっている2人(木原、張本)という昔からよく知ってる人たちが集まってるので、雰囲気はすごくいいんじゃないかなって思います。 選考レースも終わったので、今まではその団体戦の中で個人のポイントで競ってるところもあったんですけど、それも終わってみんな気持ちが切り替わっての団体戦というのが久しぶりなので、その点でもチームワークがまとまりやすいんじゃないかなと思います。 <全日本の疲れは感じるか> 確かになくはないですね。 全日本がすごく大事な大会で、特に私と伊藤選手は他の選手よりもさらに(プレッシャーが)のしかかってたので、そこからまた新しいスタートだなって気持ちはあります。 でも、だからといって勝負に関係はしないと思うので、切り替えたり、整えるのが選手の思考かなっていう風に思います。 <ベンチでは伊藤選手が結構アドバイスしていたが> 東京オリンピックの時も結構アドバイスしてもらって、戦術面とかに関しては中国の選手に劣らず頭がいいと思うので、信頼して聞いています。 <今日もお昼寝はしたか> しました。でも今日は朝練習休んでゆっくり寝ることができたので昼は3、40分寝ました。(先日は2時間) <明日は朝から練習とのことだが、午後からは少しリフレッシュするのか> トレーニングを今まで時間がなくてできてなかったので、トレーニングを軽くでもいいのでしたいと思っています。あと木原選手とご飯に行きたい気持ちが強いです。