【標準装備を見直し】 メルセデス・ベンツCLE 200 クーペに「スポーツスタイル」 価格も戦略的に
パワートレイン/走行性能
ISGにより電動化されたパワートレインは、スムーズで滑らかなドライビングをもたらしながら、専用のサスペンションがスポーティなドライビングにも対応。ダイナミックなスポーツ走行からコンフォートクルージングまで楽しめるという。 ■2L直列4気筒直噴ターボエンジン(M254)+ISG 最高出力204ps/最大トルク32.63kg-mを発揮する2L直列4気筒エンジンとトランスミッションの間に第2世代のISGが組み合わされ、短時間最大で23ps/20.90kg-mの電動ブーストが可能で、滑らかで力強い加速を楽しめる。 トランスミッションには定評の9Gトロニック・オートマティックトランスミッションを採用。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現すると述べた。 ■スポーツサスペンション 通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションを標準装備。より固めとしたスプリング・ダンパー設定やスポーティな設定のダイレクトステアリングによって走行安定性が向上している。 ■安全性 万一の際に最大限の安全性を確保する高度なパッシブセーフティ。SRSエアバッグ(運転席・助手席)をはじめ、SRSニーバッグ(運転席)、SRSサイドバッグ(運転席・助手席)、SRSウインドウバッグを標準装備。 さらには新開発のSRSセンターエアバッグも標準装備され、非常に高い安全性を確保している。 ◆SRSセンターエアバッグ 運転席バックレストに新開発のセンターエアバッグが標準で備わり、側面衝突などにより車両側方から強い衝撃を受けた際、運転席と助手席の間に備わるセンターエアバッグが瞬時に膨張し、前席乗員同士が衝撃でぶつかり合って負傷する危険を低減する。 万一の際に乗員を車両中央に移動させることによって衝撃を効果的に軽減するプレ・セーフ・インパルスサイドとともに側面衝突時のリスクを大幅に低減する。 ■インテリジェントドライブ 最新世代のレーダーセーフティパッケージが高度な安全性と快適性を提供。CLEでは革新的なヘッドライトであるデジタルライトをはじめ、各種レーダーセーフティ機能、各種駐車支援機能が標準で搭載される。 ◆デジタルライト 片側100万画素以上の高解像度を誇るデジタルライトを標準装備。対向車や標識への遮光を極めて精密に行うと同時に、配光制御も飛躍的に高精度化された。 また、照射距離を大幅に拡大するウルトラハイビームや対向車や前走車などを 検知しハイビームが当たらないよう照射範囲を調節するアダプティブハイビーム・アシスト・プラスも備える。 ◆レーダーセーフティ Sクラスに搭載されるメルセデス・ベンツ最新の安全運転支援システムと同様のシステムを標準装備。ドライバーの負担を減らす機能や様々な状況下で事故を未然に防ぐ機能、事故を避けられない場合に最大限乗員を保護する機能など、全方位でサポートが行われる。
AUTOCAR JAPAN(執筆)