世界王者のチャド・コリンズが麻火佑太郎に1RKO勝ち。「12月のトーナメントは集大成。勝ちたい」【RISE】
RISEのビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」(9月8日、神奈川・横浜BUNTAI)で今年12月に開催が予定されている「GLORY×RISE世界トーナメント」の査定マッチとなるスーパーライト級(-65kg)の試合が3試合行われた。 トーナメント出場が内定しているRISE世界スーパーライト級王者のチャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)は麻火佑太郎(PHOENIX)と対戦し、1RでKO勝ちを収めた。 1R、オーソドックスの構えのコリンズとサウスポーの麻火。コリンズが強烈なプレッシャーで麻火を下がらせる。麻火は回って回避。麻火のローにコリンズがパンチを合わせる。麻火は左ミドル、右フック、右ロー。コリンズは右ストレート。麻火は正面に立たないように動いてからパンチを放つ。しかしコリンズは圧を強め麻火にロープを背負わせるの右ミドル、右ボディー。そして右ハイでダウンを奪う。立ち上がった麻火にコリンズはなおも詰めて左右のボディーを連打。麻火も手を出すがコリンズの勢いは止まらない。最後は右ストレートで2度目のダウンを奪い、コリンズがKO勝ちを収めた。
コリンズは3月の「RISE ELDORADO 2024」でミゲール・トリンダーデにまさかの1RKO負け。6月にオーストラリアでの試合でルンキットウォーサンプラパイにKO勝ちを果たし再起を果たしたうえでの今回の参戦だった。 コリンズは試合後のマイクで「今日の試合が人生で最後の試合のような気持ちで、試合中もそんな気分でいました。そして12月のトーナメントも勝ちたい。自分の集大成となるようなトーナメントととらえています。そのトーナメントで得られる賞金は私とパートナーがより良い暮らしをするために大事なものになるので、そのためにもトーナメントを勝ちたいと思っている。自分にとって格闘技は趣味ではなく、毎日一生懸命やっていて、辞めたくても辞められないもの。そしてRISEで戦うことに誇りを持っています。今、世界で一番の気持ちです」などとうっすらと涙を浮かべながら勝利の喜びをかみしめ、トーナメント優勝への決意を口にした。