左：斎藤兵庫県知事　右：片山元副知事

　兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などについて調査する県議会の百条委員会が11日午後に開かれ、証人として斎藤知事に出頭を求めることが決まりました。 【このニュースを動画で見る】斎藤知事めぐる“疑惑”判断は… 　すでに9日に理事会で今後のスケジュールなどが話し合われていて、委員長の奥谷県議は取材に対し「総括的な最後の証人尋問になる」と話していました。 　証人は斎藤知事のほか、片山元副知事にも出頭を要請し、パワハラやいわゆる”おねだり”、優勝パレードの寄付金や政治資金パーティーでの疑惑について尋問が実施される予定です。 　なお、元県民局長から公益通報を受け調査していた県の財務部は11日、パワハラについては「あったという確証までは得られなかった」、”おねだり”については「誤解を招くケースがあった」という調査結果を発表しています。 　他に参考人として、公益通報者保護について専門家の弁護士も呼ぶとしています。

■斎藤知事「次回はしっかり対応する」

　百条委員会は当初、11月25日に斎藤知事の証人尋問を予定していましたが、知事が全国知事会に出席したため実施されませんでした。 　斎藤知事は11日の定例会見で記者から「今回正式に要請があった場合は出席するか」と問われ「次回はしっかり対応する」と話し、出席する意向を示しています。