【NFL】スーパーボウル制覇を狙う49ersシャナハンHCに歴史は味方せず
NFLリサーチによると、シャナハンはヘッドコーチとしてプレーオフで8勝4敗、勝率.667をマークしており、それはNFLチャンピオンシップあるいはスーパーボウルで勝利を経験していないヘッドコーチとしてリーグ史上最高の成績だという。
2011年以降、49ersはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)最多となる7度のカンファレンスタイトル戦進出を果たしている。しかし、その7試合の戦績は3勝4敗で、スーパーボウルで勝利を収めたことはない。同じ期間に6回以上、カンファレンスチャンピオンシップラウンドに進出したのはペイトリオッツとチーフスだけであり、2チームともにその期間に3度のスーパーボウル制覇を成し遂げている。
1980年代のNFLを代表するチームとして台頭し、その10年間で4回のスーパーボウル制覇を経験した49ersは、さらにもう1回優勝して、最初に出場した5回のスーパーボウルの戦績を5勝0敗とした。しかしながら、直近3回のスーパーボウルではすべて敗れている。
2024年シーズンを迎えるにあたり、今回もスーパーボウル出場候補と目されている49ersは、攻守両面にプロボウル級の選手をそろえている。
今季こそ49ersがNFLの頂点に返り咲き、シャナハンがついに壁を乗り越えるシーズンとなるのだろうか? それとも、歴史はすでに不運な未来を暗示しているのだろうか?