[深層NEWS]パレスチナは国連で共感は得られるが、政治的な効果にはつながっていない」…江崎智絵氏
国連の中満泉事務次長・軍縮担当上級代表と筑波大の東野篤子教授、防衛大学校の江崎智絵・准教授が31日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、ロシアによる拒否権行使などで機能不全が指摘される国連安全保障理事会について議論した。 【動画】殺害直前のシンワル氏、追い詰められドローンに棒を投げる
中満氏は、先に開かれた「未来サミット」で安保理改革の緊急の必要性が明記されたことを踏まえ、「大きな成果だ」と評価した。東野氏は、安保理の北朝鮮制裁委員会専門家パネルの廃止を受け、「制裁できているのか検証を続けることが重要だ」と指摘した。江崎氏は、国連への正式加盟に安保理の勧告が必要なパレスチナにとって「(国連で)共感は得られるが、政治的な効果にはつながっていない」との見方を示した。