「新幹線のお医者さん」ドクターイエロー、来年1月で引退へ JR東海「イベント多数用意」
JR東海は13日、東海道・山陽新幹線の点検用車両で黄色い車体が特徴の「ドクターイエロー」の走行を来年1月で終えて引退すると発表した。今後、車両基地での撮影会や体験乗車などのイベントを開くという。 【グラフィックで見る】これまでのドクターイエロー JR東海によると、ドクターイエロー(T4編成)は平成13年9月から運用を開始。17年に登場したJR西日本所属のT5編成と交互に走行して東京-博多駅間の検測を行い、新幹線の安全輸送を支えてきた。路線を走りながら電気設備や軌道設備を点検するため、「新幹線のお医者さん」とも呼ばれる。 しかし、老朽化のため来年1月の検測で引退し、3年後からN700Sに導入される検測機能で代替えする予定。JR西のT5編成の検測も令和9年以降をめどに終了する予定。 JR東海は「これまで支えていただいた感謝の気持ちを込めて、イベントや商品の販売を多数用意する」としており、車体を掃除するイベントや記念グッズの販売を企画している。