しずる村上の“夏の一軍コーデ”はトラックスーツ!アイドルのツアーT、古着…リアル買い物事情も公開
「雑誌では、海外のファッションスナップ特集をチェックしていました。いまでも鮮明に覚えているのが、タイトなジャージを着て、スキニーデニムをはいたスキンヘッドのイギリス人の写真。あれがあまりにも格好良すぎて。もしかしたら、いま自分がジャージやブリティッシュ系のファッションが好きなのも、そこから影響を受けているのかもしれません。 あと当時、街行くおじいちゃんのファッションも参考にしてたかな。おじいちゃんって、めちゃくちゃ格好いい古着をさらっと着ていたりするじゃないすか。そういう方を街で見かけては、古着店で同じような服を探したりしていました」。 ショップスタッフのリアルスタイルから雑誌のスナップ、さらにはおじいちゃんまで、さまざまなファッションに触れてきた村上さんが辿り着いた一軍スタイルが、今回のトラックスーツを主役にしたリラックススタイルだ。
「『モンシュカ』は大阪を拠点にしたワークブランド。工業デザイナーならではのアイデアやこだわりが詰まった服は、本当に楽しいんです。ブランドの方たちとは、2年くらい前にXのスペースで知り合いました。展示会にお邪魔したら、服がめちゃくちゃ可愛くて。そこからずっと仲良くさせていただいています」。
「このジャージは展示会でひと目惚れをして、息子と色違いで購入しました。遊びの効いたデザインはもちろん、薄手でリラックス感溢れる着心地も大好きです」。 ファッションが好きな人の大半は、ブランドやデザイン、素材使いなどに魅せられる人が多いが、村上さんの場合、それらとは一線を画す。 「僕の場合は、知り合いが作っている、または関わっているブランドを選ぶことが多いです。縁のあった人が作っていると思うと、着るときの気持ちもぜんぜん違いますから。デザインに対してどんなコンセプトでやっているかとか、”裏テーマ”みたいなものがわかるとうれしいんです」。
最終的に辿り着いたのは「気持ち良さ」
様々なファッションに触れた結果、ファッションに求める要素として最終的に辿り着いたのが「気持ち良さ」だ。 「フィジカルな部分もそうですが、メンタル的な部分が大きいですね。周囲の情報に頼るより、自分の感覚で買った方が着ていて心地良いんです。そりゃ高価な服は着心地も良いでしょうけど、今は家族がいるので、昔みたいに服にお金をかけるような環境でもないということもあります」。