ルクセンブルク皇太子が摂政就任 アンリ大公が権限委譲進める
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)加盟国のルクセンブルクのアンリ大公(69)は8日、ギヨーム皇太子(42)を摂政に任命した。皇太子は議会で行われた宣誓式で摂政に就任。大公は皇太子への権限の委譲を進め、自身の退位に向けた道筋を付けるのが狙い。 アンリ大公も皇太子だった1998年に摂政に就任し、当時のジャン大公の退位に伴い2000年に即位した。 ルクセンブルクは人口約65万人の小国だが、金融センターとしての地位を確立している。1人当たり国民総所得(GNI)は世界最高水準。