全米オープン

日比野菜緒（写真はナショナルバンクOP）[写真/ゲッティイメージズ]

テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は日本時間20日（現地19日）、女子シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク157位の日比野菜緒が予選第14シードのA・トドーニ（ルーマニア）を5-7, 6-4, 6-4の逆転で破り、2022年以来2年ぶり6度目の予選2回戦に駒を進めた。 【島袋 将vsディアロ 全米OP予選1回戦 1ポイント速報】 3試合に勝利すると26日に開幕する本戦への出場権が手に入るこの予選。 29歳の日比野が同大会の予選に出場するのは3年連続7度目。これまで予選決勝に2度進出しているものの、いずれも敗れている。 雨天により何度も中断したこの日の第1セット、開始から2度のブレークを許しゲームカウント0-5と大きくリードされた日比野。それでも3度のセットポイントを凌いで2度のブレークを返し、ゲームカウント5-5に追いつく。しかし、第12ゲームで3度目のブレークを奪われ先行される。 続く第2セットでは開始からブレークの奪い合いとなると日比野が第9ゲームで4度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープし1セットオールに追いつく。 そしてファイナルセット、2度のブレークを許した日比野だがリターンゲームでは3度のブレークに成功。ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームでは粘りを見せ6本目のマッチポイントをものにし、逆転勝ちで初戦を突破した。 勝利した日比野は予選2回戦で世界ランク138位のL・フルヴィルトヴァ（チェコ）と同232位のK・ムラデノビッチ（フランス）の勝者と対戦する。 なお、今大会には日比野の他に第4シードの本玉真唯、齋藤咲良、柴原瑛菜の日本勢女子3選手が出場。本玉はA・チホノワ、齋藤はI・シマノビッチ、柴原はK・ザヴァツカ（ウクライナ）と対戦することが決まっている。