【ウエストランド河本太の『人生相談する側チャンピオン』】第7回 東野幸治さん!「まだ消えたくないのですが...。消えてく人ってなんで消えてくんですか!?」
■なぜかタイタンの話から島田紳助の話に 東野 そういう意味で言うと、芸人さんとかタレントさんなんてみんな太田さんみたいな変わった人ばかりだからさ。自分に合う人や居場所を見付けたり、自分で作っていくのが一番ええんちゃう。とにかく無理はしない。この仕事はあかんかったから、次からそういうのはNGでって。 河本 なるほど。 東野 何でも全部書き出してみたらえんちゃう? 漫才、コント、VTRのリアクション、大喜利、エピソードトーク、真面目なコメンテーターとか、テレビの役割を全部書いていって、あかんかったら斜線引いていって。「これはよかったかな」っていうやつは残して、その仕事をやっていったらいいんちゃう。 河本 なるほどね。正の字を書いていって5つ溜まったら、その仕事は得意だって確定するみたいな。 東野 そうそう。で、5年くらいそれだけを研磨していったら、いい感じになるんちゃう? (島田)紳助さんは売れる前に、ノートにいろんなコンビの分析を書いてたらしいねん。紳助竜介はこういうのが得意で、(太平)サブロー・シローはこう、オール阪神・巨人はこうで、来年はこうなるから再来年はこう行くっていうのを折れ線グラフとか書いていく。 で、(明石家)さんまさんがたまたま紳助さんの家でメシ食うことになって、紳助さんがメシ買いに行ってる間にそのノートを見たらグラフがいっぱい書いてあって、全部のグラフで紳竜が上になってて。それはもちろん自己暗示もあると思うで。で、紳助さんが言うには、それをさんまさんが赤で「俺はこう思う」って添削してたらしい。 そんな話を紳助さんからちらっと聞いたことがあるから、そうやって何でもメモするのを癖付けて、今日の仕事の感想とか、よかったこととか反省点とかを書いて、それで1年間書いたらよかったとこだけ見ればいい。自分ってこういうキャラクターなのか、こういうが仕事が俺に一番向いてんのかなって。 河本 ええー、すごいなあ。 ――東野さんもそういうことをされてるんですか? 東野 僕はそんなことメモったりしないです。なんとなくの雰囲気でしかやってないですよ(笑)。