ラツィオ指揮官トゥドール監督の辞任が決定 鎌田大地ら今夏の補強方針でクラブと折り合いつかず僅か3カ月で去ることに
クラブ首脳陣とトゥドール監督の関係性に亀裂が入った模様
セリエAのラツィオは、イゴール・トゥドール監督の退任をクラブ公式サイトで発表した。 マウリツィオ・サッリ前監督の後任として3月からラツィオの指揮官を務めたトゥドール監督。出場機会の少なかった鎌田大地を積極的に起用するなど、セリエAのボトムハーフに沈みかけていたクラブを立て直し、結果的には7位まで順位を持ち上げることに成功していた。 しかし、先日、契約延長オプションの行使に近づきながらも、最終的にフリーでの退団が決定的となった鎌田の扱いに対して、トゥドゥール監督が失望。これにより、クラブ首脳陣とトゥドール監督の関係性に亀裂が入り、退任が近づくと予想されていた。 そして5日、ラツィオはトゥドール監督の退任を正式に発表。トゥドール監督の辞任の決断の背景には、今夏の移籍市場での補強方針を巡ってクラブとの対立があったと説明。なお、声明の中では「本日、イゴール・トゥドール氏がファーストチームの監督を辞任した。クラブは指揮官の仕事に対して感謝しており、公私両面での将来の成功を祈っている」と3カ月の短期政権ながらも感謝を伝えていた。
構成/ザ・ワールド編集部