群れから隔離されたオスライオン、スター目指して東京から沖縄に移住へ
アルーシャを沖縄こどもの国の顔に
「アルーシャは、人の動きをよく見ている賢い個体」と評するのは、多摩動物公園の北園飼育展示係の佐々木悠太さん。ライオン舎に隣接する屋内で働く飼育担当者を見て、たとえばエサの時間だ、と察すると扉の前に移動することがよくあったそうです。 大宜見さんは、「沖縄こどもの国の顔になってほしい」と今いる動物ともに、こどもの国をけん引する「スターの誕生」に期待をかけます。 アルーシャを多摩動物公園で観られるのは、沖縄に移動する直前の10日まで。天候などの条件が悪くなければ、午前9時30分から午後2時ごろまでライオン舎で勇姿を眺められます。アルーシャが抜けると、同公園のライオンの数は16頭になります。沖縄こどもの国では、1月12日から、一般公開される予定です。 (取材・文:具志堅浩二)