生野菜はダイエットに不向きだった? ダイエットの専門家が野菜の特性について解説
「生野菜は体を冷やすから、ダイエットに良くない」という噂を耳にしたことはない? 今回は、ボディワーカーとして多くのモデルや著名人から信頼を集める森拓郎さんに、生野菜とダイエットの関係について詳しく伺った。 【写真】血糖値が上がりにくい低糖質フルーツ&野菜10選 ▼森 拓郎 トレーニング至上主義であるフィットネス業界に疑問を感じ、運動の枠だけにとらわれない独自の角度からのアプローチにこだわりを持つ。 ファッションモデルや女優などの著名人の支持を集めている。
生野菜は本当に体を冷やす?ダイエットに向いているのか
「東洋医学では、キュウリやトマト、ナスといったカリウムを多く含む野菜が陰性食品として知られています。これらは体内の余分な水分を排出し、体を冷やすと言われていますが、明確な科学的根拠はありません」と森さん。しかし、冷えの心配にとらわれるあまり、野菜を摂らなくなるのは逆効果だと指摘。
生野菜と温野菜、どちらがダイエットに向いている?
「生野菜は見た目のボリュームに比べて食べられる量が少なく、ドレッシングをかけすぎてしまうと脂質やカロリーが過剰になる点に注意が必要です。いっぽう、温野菜は調理方法によっては脂質が多くなる場合があります。ただし、味噌汁やスープにすると、加熱で失われた栄養素も余さず摂取できるのでオススメです」と森さん。 また、「野菜をそのまま食べることは少なく、味付けをするのが一般的です。特に油の使用量や種類には気をつけることが大切です」とのこと。生野菜と温野菜の特性を理解し、それぞれを上手に取り入れる工夫が必要になりそう。