石破首相、体調問題問われ「ご心配ありがとうございます」とにっこり 衆院予算委員会
石破茂首相は10日の衆院予算委員会で、一部で臆測が飛ぶ体調不良説を念頭に「体調は万全か」と問われ「何があっても国政に支障があってはならないと言うことは、よく承知しております」と応じた。 立憲民主党の長妻昭議員の質問に答えた。 長妻氏は、石破首相が先月のAPECなどの国際会議で「座ったまま握手」や「国際会議でのひとりスマホ操作」が指摘されたことを念頭に「ちょっと国際会議でお疲れではなかったかなあと心配したんですが、予算委員会に入るとがぜん、お元気になられて体調もよろしいように感じます。体調は万全ですか」と問うた。 これに対し、石破首相は「ご心配、ありがとうございます」と笑顔で応じ「何があっても、国政に支障があってはならないということはよく承知しております」と述べ、自身のことが原因で国政に支障が出ることは許されない、という趣旨の答弁をした。 石破首相の健康状態を確認した?長妻氏は「予算委員会では、よどみなく答弁をされている。はじめの正論は聞き入ってしまうが、議事録を見ると質問にほとんどお答えになっておらず、はぐらかされていると思う」と、さっそくチクリ。「最近は『石破論法』というようなことがいわれているが、きょうは石破論法にごまかされないように質疑をしたい。始めに結論を言って、正論は後からお願いしたい」と、首相の論法に注文をつけた。