準優は大波乱、1枠が全員飛んでオール万穴決着に/ボートレース平和島
ボートレース平和島の「BTS横浜開設17周年記念」は18日に終盤3個レースで準優勝戦が展開され、大波乱の展開がスタンドを沸かせた。 10Rの1枠は松田大志郎。スリット近辺の動きはトップクラスとされ、イン先マイが有力視されていた。実際にレースでは力強く加速して1マーク先制態勢に持ち込んだが、3コースから岡村将也が強スピードで握って急接近。これにより松田の旋回が粗くなり後退する展開に。2コースから尾嶋一広が差し場を突いてトップへ浮上し、岡村が2着、3着には人気薄の加倉侑征が絡む波乱。結果、3連単は5万円超の高配当となった。 続く11Rでは近江翔吾が1枠で登場。同様に3コースの中野次郎が攻め役となったが、近江はこれを牽制しようとした結果、イン旋回が膨れて転覆。再び2コースが恩恵を受ける展開となり、中村晃朋が先頭へ。鈴木秀茉が続き、1万6千円超の好配当を叩き出した。 12Rではシリーズリーダーの實森美祐が1枠に登場。節イチの足を持つ實森だったが、3コースからの梶野学志の全速攻撃に飲み込まれ後退。さらに2マークで転覆して、本命党を大いに失望させる結果となった。このレースは品川二千翔が勝利。梶野の内側をまくり差しで捕らえ、鋭い旋回で快勝。3万7千円を超える高配当を記録した。 これにより、優勝戦の1枠は尾嶋に決定。当地での初優勝を狙う尾嶋に、思わぬチャンスが舞い込んだ形となった。
マクール