【坂東龍汰】映画単独初主演を飾る「挑戦ではあったけど、この船に乗りたい」 西野七瀬は“亡くなった恋人役”で「瞬きを封印」
俳優の坂東龍汰さん、西野七瀬さん、南果歩さん、作道雄監督が、映画『君の忘れ方』先行上映舞台挨拶に登壇しました。 【写真を見る】【坂東龍汰】映画単独初主演を飾る「挑戦ではあったけど、この船に乗りたい」 西野七瀬は“亡くなった恋人役”で「瞬きを封印」 “死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人(西野)を亡くした青年(坂東)が、大切な人を失った人たちに寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。 本作で、映画単独初主演を飾る坂東さん。 “こんなに大勢の方に見てもらえて、感想が知りたいくらいな感じなんですけど、いよいよ来月公開なんだなという気持ちでワクワク、ドキドキしております”と、少し緊張した笑顔で語りました。続けて、“単独初主演をこんな素敵な脚本、テーマで。挑戦ではあったけど、僕が昴という役を演じさせていただけるなら、この船に乗りたいなという気持ちになりました”と、座長を務めた思いを明かしました。 西野さんは“幻影として出るシーンがほとんどだった。今まで幻影はやったことなかったんですけど、挑戦できる機会をいただけたので是非お力添えできたらと思って”と、オファーがあった当時を振り返りました。 続いて、スクリーンに場面写真を投影し、4人で鑑賞する企画へ。 幻影として現れた恋人・美紀(西野)が、昴(坂東)を誘うような1枚が写されると、作道監督が“西野さんが瞬きをしてないことに気付いたのは確かこの日だった”と、西野さんが幻影を演じる上で「瞬き」を封印して撮影に挑んだことを明かしました。西野さんは“(瞬きを)封印してましたね。幻影感を出すのって難しいなと思って、せめて何か方法はないかなと考えて、試してみたというか...。(瞬きしないことを)監督に何も言わずやってみてました”と、監督を驚かせたエピソードを語りました。 映画のタイトル「君の忘れ方」にかけて、今までの人生の中で「一番忘れたいこと、または絶対に忘れたくないこと」を聞かれた南さんは、「帝王切開からのICU」と回答。“忘れたいことと忘れたくないことが一緒にきたんですけど。帝王切開で息子を産んだ時はすごい嬉しかったんですけど、その後、私の体調が悪くてICUに入ったんです。これは忘れたい記憶というか、10日間。命の危険もあり...”と、壮絶だった出産当時を振り返りました。続けて“でもちゃんと元気になって子どもも元気でという状態なんで、表裏一体ですこれは”と語ると、会場からは温かい拍手が沸き起こりました。