石破茂総理

　衆議院が9日に解散し、総選挙に向けて15日に公示、27日に投開票が行われることになった。石破茂総理は解散後、初の会見に臨み、今回の解散を「日本創生解散」と語った。また、総選挙で目標とする議席数においては、自民党・公明党合わせての過半数獲得を挙げた。 【映像】石破総理「どうぞ我々に政権を託してください」 　石破総理はいわゆる「裏金問題」、能登地震からの復興、地方創生などについて語った後「大変革を思い切って実行するためには、国民の皆様方からの信任が必要だ。この解散は、日本創生解散。我々の政権は日本を守る、国民を守る。都市の安全安心を確保し、地方の暮らしを守る。若者・女性の機会を守る。どうぞ我々に政権を託してください」と述べた。 　また、27日に投開票となった総選挙について、勝敗ラインは何議席かという質問に対しては「日本の社会のあり方を根本から変えていく。そのための取り組みに対して、国民の皆様方のご審議を賜りたい。そういう意味で、日本創生解散と申し上げた。今回の選挙が非常に厳しいことは、よく承知している。勝敗ラインにつきましては、自民党・公明党で過半数を目指したい。確保できますよう全身全霊を尽くす」とし、仮に過半数に届かなかった場合の責任については、明言しなかった。 　さらに新政権発足から解散まで、党首討論こそあったものの予算委員会も開かれず、十分な審議が行われず、有権者の投票行動を決める判断材料が提供できたのかという問いには「材料というものを、可能な限り提供した次第だ。代表質問においても可能な限り、自分の言葉でお答えをした。所信表明においても、可能な限り自分の言葉で国民の皆様方にご理解いただけるように語った。本日は党首討論で通常45分を、ほぼ倍に近い80分という時間を取って、党首の皆様方と議論した。これから選挙に入り、あちらこちらで党首間の議論も行われる。全国津々浦々で、私なりの考え方を誠心誠意申し述べて、ご審判を賜りたい」と述べた。 （ABEMA NEWS）