都知事選討論で自民への評価、蓮舫氏「負けたくない」 石丸伸二氏「ダメだ」
20日の東京都知事選の告示を前に現職の小池百合子、蓮舫、石丸伸二、田母神俊雄の4氏が臨んだ19日の立候補予定者による共同記者会見で、派閥のパーティー収入不記載事件で揺れる自民党に対する評価が焦点になった。蓮舫氏は「きょうまで国会議員として自民党の裏金問題に怒りを持って国会に臨んでいた。その自民党が独自の候補者を知事選に出さないことに失望した。堂々と戦いたかった」と述べた。そのうえで、自民党東京都連が小池氏を支援する方針を決めていることを念頭に「自民党が表なのか裏なのか水面下なのか応援する方がいるのであれば、今の自民党に負けたくない」と強調した。 【写真】「最近問い合わせが多い」という蓮舫氏のグラビア写真集(1989年発売) 対する小池氏は「都政を現実に進めていくうえでいろいろな連携が必要だ。政権与党にしっかりと要望を入れていく連携はある。多くの方々、幅広く、強く支援いただければと思っている」と述べた。自民、公明両党が政権を失った場合は与党との関係が変わるかを尋ねられ、「それは幅広く付き合いをさせていただかなければ、リアルに今都政を担っているから、そこは連携するところはしていくのは当然のことだ」との見解を示した。 石丸氏は、今の自民党について「ダメです」と明言。「自民党に限らず、既存の政党、政治に対する全般の評価だ。自分第一、党利党略、政治のための政治。そんなことを続けていたから国民が興味を失った。その意味で都知事選で国政の代理戦争などとばかげた真似はぜひやめてほしい。都民にとって、自治体において迷惑千万な話だ」と述べた。 田母神氏には、自民党の評価を尋ねる直接的な質問はなかった。