【DeNA】三浦大輔監督2連敗も「しゅんとしてられない」「明日1日空くので切り替えの日に」
<日本シリーズ:DeNA3-6ソフトバンク>◇第2戦◇27日◇横浜 下を向いている暇はない。DeNA三浦大輔監督(50)が日本シリーズ2連敗を正面から受け止めた。 「しゅんとしてられないですから。連敗したからといって終わりじゃない。気持ち切り替えて、選手たちがもっともっと思い切ってできるようにしていきます」 4番不在の緊急事態だった。オースティンが前日26日の初戦、第3打席で左足に当てた自打球の影響でベンチから外れた。指揮官は「歩き方、今日の反応見てても試合は厳しいかなと」と苦渋の決断だった。骨には異常はなかったものの、左足甲の打撲で次戦以降の出場可否は様子を見ての判断になる。 代役4番には17年の日本シリーズでも4番を任された筒香が入った。3点を追う7回2死二、三塁では遊ゴロに倒れるなど、無安打に終わったが、三浦監督は「打線の並びを考えてもゴウ(筒香)が一番しっくり来ると。ノーヒットというほど内容が悪いわけでもなく、いい雰囲気がありました」と前を向いた。打線以上に先制を許す失点が重かった。1回に山川の2ランで先制されると、4回までで6点のビハインド。2試合連続で先制され、パ王者の貫禄の戦いぶりで主導権を握られた。 28日の移動日を挟んで29日から敵地・福岡で3連戦を戦う。「明日1日空くので、いい切り替えの日にしたい。またもう1回横浜に戻ってこられるように、それを目標にやっていきます」と三浦監督。2つ負けたら今季が終わる。26年ぶりの日本一へ、このままでは終われない。【小早川宗一郎】