斉藤光毅が語るパリ五輪と新天地イングランド「現状をどう打開するか、全力でもがいている」
【移籍のたびに引き出しが増える】 「現状をどうやって打開するかということで、今は全力でもがいている感じです。プロになった横浜FCで、ロンメルで、スパルタで、苦しい時期を克服したことを思い出しながら、いろいろと試しています。 この先もきっと移籍があると思うんですけれど、そのたびに自分の経験値というか引き出しが増えると、新しい環境にもすぐ馴染めると思うし、すぐ結果を残せるようにもなると思います。ホントに常に、考え続けなければと思っています」 誰もが知るストロングポイントとしての仕掛けを、ピッチ上で見せていく。存分に見せる。そのために、どうすればいいか。23歳のドリブラーは、全力であがいている。 (後編につづく) ◆斉藤光毅・後編>>「危機感も芽生えます。活躍しなきゃ、点を取らなきゃ...」 【profile】斉藤光毅(さいとう・こうき)2001年8月10日生まれ、神奈川県出身。横浜FCの下部組織で育ち、高校2年の2018年7月にクラブ史上最年少でJリーグデビューを果たす。2021年にベルギーのロンメルSKに完全移籍し、2022年にレンタル移籍でオランダのスパルタ・ロッテルダム、2024年からはイングランド2部チャンピオンシップのクイーンズ・パーク・レンジャーズでプレーしている。代表歴はU-16から各アンダーカテゴリーで活躍し、U-17ワールドカップやU-20ワールドカップのメンバーにも選ばれている。ポジション=FW。身長170cm、体重61kg。
戸塚 啓●取材・文 text by Totsuka Kei