本田圭佑と武藤嘉紀がSNSで白熱の宿題論争…「宿題は嫌ならやらなくていいのか」…支持を受けたのは?
サッカーの範疇だけにとどまらず、政治や経済、社会問題を含めた幅広いテーマへの持論や疑問を自身のSNSを介して積極的に発信。さまざまな議論を呼びかけてきたMF本田圭佑(33)が、日本代表で共闘したことのある後輩と予期せぬ激論を展開。最後には反省の弁をつぶやいた。 きっかけは所属するボタフォゴが本拠地を置くブラジル・リオデジャネイロから、日本時間16日午前中に自身のツイッター(@kskgroup2017)へ投稿されたつぶやきだった。そこには日本の子どもたちを取り巻く教育に対して、本田が長く抱き続けてきた疑問が綴られていた。 「学校の宿題は嫌ならやらんでいいと思う。あのやってない奴があかんみたいな空気が辛すぎる。」(原文のまま・以下同じ) 唐突にも感じられる43文字の短いつぶやきに対して、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドでプレーする慶應義塾大学出身のFW武藤嘉紀(27)が、約7時間後の日本時間同日夕方に反応。自身のツイッター(@yoshimuto18)を介して、真っ向から反論するリプライを投稿した。 「時と場合で宿題の必要性は全く違うからなー。まず、好きで宿題をやる子供ってほぼいないと思う。一つだけ言えるのは圭佑くんの発言力でこれを言ってしまうと子供たちは『本田選手がこう言ってるんだから、宿題はやらなくていいんだ』と飲み込む子供が確実に増加するということ。それは非常に危険。」 2年前のロシアワールドカップを含めて、日本代表で幾度となく共闘してきた武藤のツイートから1時間あまりがたった日本時間午後7時前。本田がやや挑発的な言葉から始まるリプライを送る。 「俺の極端な意見へは意見はやりやすいやろう?wこれをキッカケに武藤節を今後期待してるよ。ツイートに関しては俺は逆で、『嫌なら宿題はやらんくていいんや』って考える子が増えてようやく本当の意味での人生の宿題と向き合えるようになる思ってるから、危険どころか良い流れ。」 これに対して武藤も約30分後に、6歳年上の先輩への敬意を込めながら再び反論する。イギリス北東部最大の都市ニューカッスル・アポン・タインとリオデジャネイロとの間で繰り広げられた、国境や4時間の時差を越えたネット空間の議論が次第にヒートアップしていく。 「圭佑くんの的を得た極端な意見は好きですよ。けど子供は物事の必要性だったり自己なんてのは、色んな事を経験しながら確立させていくもので、最初から嫌なものしなくていいという考えを植え付けるのは危険だと感じました。まず、大人でも理解できない人生の宿題とやらと子供が向き合うのは厳しいかと。」