中堅企業市場へ切り込む給与計算BPOペイロールの勝算
湯浅社長は東芝情報機器を経て1989年にペイロールの前身を設立した(記者撮影)
給与計算のアウトソーシングサービス(BPO)を提供するペイロール(4489)。人事部門に代わり、給与・定期賞与計算や年末調整補助業務、従業員からの問い合わせ対応などの周辺サービスも手がける。東証マザーズ(当時)に上場したのが2021年6月と、まさに新型コロナ感染拡大の渦中。テレワークなど働き方が大きく変化する中で湯浅哲哉社長は「コロナ禍であっても、給与は支払わなければならない。給与計算は止めてはいけない業務であり、業務継続という点で給与計算アウトソーシングサービスへの関心が高まっている」と話す。同社のサービスへの問い合わせが増える中、これまでの大企業顧客が中心のビジネスモデルから、新たに中堅・中小企業を顧客対象に加えたサービスも開始した湯浅社長に、これからの戦略を尋ねた。
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川井 直樹