【フェアリーS・生情報】コース適性十分マイスターヴェルク 勢司和浩調教師「あとは展開かな」
[GⅢフェアリーステークス=2025年1月12日(日曜)中山競馬場、芝外1600メートル(3歳牝)] 年明けの世代重賞の始まりを告げるフェアリーS。激戦区となり、1勝馬が9頭が除外される中、厳寒の中山で行われる熱き3歳牝馬の戦いでマイスターヴェルク(勢司)が不気味な存在となりつつある。 10日朝は常歩(なみあし)で追い切り後の体をほぐした同馬。勢司調教師も「問題なくいい状態ですよ」と好調を伝えたうえで、「馬場状態も問題ないし、中山のコースは向いていると思うのであとは展開かなと思います」。新馬戦ではファンダム(先週のジュニアC優勝)の3着に入って1分33秒6(良)で走破しているように、コース適性は申し分ない。それでも、ローカル開催の新潟で勝ち上がったことが〝隠れ蓑〟となっているのか下馬評はいまひとつ。波乱続きのレース傾向にもマッチする。 昨年、ドレフォン産駒初参戦となったマスクオールウィンが2着に好走したことで、父の産駒成績は〝1打数1安打〟。持ち味の機動力が生きる中山で、重賞制覇を成し遂げられるか注目だ。
東スポ競馬編集部