大阪ダブル選 当選の維新・松井氏、吉村氏が会見(全文9)
自民党推薦候補を民主党と共産党が自主的に支援したことについて
読売新聞:読売新聞のフジムラです。お二人にちょっとお尋ねしたいんですが、先ほども質問で一部出たところなんですけども、自民党の推薦候補を民主党と共産党が自主的に支援したということについて、お二人とも選挙戦で激しく批判をされてきたと思いますが、今回の選挙結果はおそらく票差もかなり開いて、大勝といっていいぐらいの票差になる可能性も高いですけれども、このことが選挙結果に与えた影響についてはどういうふうにお感じになっておられますか。 松井:自民党と共産党が選挙において、政策協議なしで一致してるというのは、もう有権者には一番分かりにくいし、有権者から見たらおかしいという感覚になると思いますよ。 読売新聞:吉村さん、お願いします。 吉村:そうですね。やはり有権者の方からすると、この大阪をより良くしてほしいという思いが強いと思うんですよ。活動してても、大阪をええ大阪にしてやっていうような声が多いんですね。そういった中で政治家同士の野望というか、政治家のルールで物事を決めていこうと、そういう時代じゃもうなく、大阪の市民、府民の皆さんはもうそういうのはいいよと、政策理念を進めてくれという意見が、声が多かったんじゃないのかなというように思ってますね。 読売新聞:それからお二人が当選されても大阪会議というのは会議体として存続してると思うんですが、これについては今時点、どういうふうなお考えをされてますか。 松井:これは条例で設置されてますから、そのままの状況でしょうね。そのままの状態で会議体としては残るということでしょう。でも、その会議に、今の状況を見れば、全くこの会議体は建設的な議論ができるような状況ではない、こういうふうに思います。 吉村:そうですね。会議が当然あるわけですから、これを提案されているのは自民党さんが基本提案されていますので、これからどうされるのか、われわれはそれは、その意見を聞いて判断していきたいなと思ってます。 読売新聞:それから今回のダブル選では大阪では維新の会に対して大きな民意が引き続きあるということが実証された形になるかと思うんですけども、次の大きな選挙というのは来年の夏に参議院選挙があります。大阪での擁立方針、およびその新党もつくりましたので、近畿を含めた全国的な擁立について今時点でどういうふうに考えているかを松井幹事長、お願いします。 松井:これは今、戦略的な話ですから、今ここで皆さん方に手の内を明かすような話ではありません。橋下代表と、代表を退任されるまで時間がありますから、代表と党執行部としていろんな戦略を練って、来年の参議院選挙に勝てる戦いをしたいと思います。 読売新聞:最後にもう1点お願いします。選挙中に、前の選挙でもそうですけども、大阪を副首都にするという訴えをされてきたと思いますが、これは法整備なども必要なものが絡んでくると思うんですけども、いつという時期的なものも含めて、どういう手順で進めていくか教えてください。 松井:これも今の片山参議院議員のほうに法案を提出する準備をしてほしいいうことで伝えています。ぜひきちっと首都自体もこれは法律で明確で位置付けられてるわけではないんですよね。だから、そういうところ、法律でしっかりと明確に位置付けていって、やはり日本の危機管理の点からいっても首都、副首都というその位置付けが必要だということを国会において訴えていきたいと思っています。 吉村:これは大阪の成長を考えたときに、大阪の成長もそうですけど、日本の将来のあり方を考えたときに私はやっぱり大阪の副首都がというのが大切だというのは、選挙のときも言わせてきましたし、やはり今でもそう思ってます。ただこれはやっぱり国政絡みだと思ってますんで、国政のほうで進めていく話になるんですが、ただこれは平仮名おおさか維新の会の中の1つの大きな目玉といったら言い方が正しいか分かりませんけども、この首都、副首都をきちんと定めて、副首都大阪に定める、この二極をつくるというのは平仮名おおさか維新での大きな政策の部分においては、極めて重要な部分として積極的に打ち出していくということになると思います。 読売新聞:分かりました。ありがとうございました。 司会:続きまして、では、その後ろの方。