マンCで22試合に出場して“0ゴール”と大苦戦 昨季ジローナで大活躍だったドリブラーに当たりが出ない
攻撃はハーランド頼みに
21日のアストン・ヴィラ戦も落としてしまい、難しい時間が続いているマンチェスター・シティ。問題点を1つに絞るのは難しいのだろうが、1つ挙げるとすれば『ハーランド頼みの攻撃陣』だ。 最近はハーランドもペースダウンしているが、それでもリーグ戦で13ゴールは奪っている。問題はその他のアタッカーだ。 中でもスペイン『SPORT』が寂しい現状と取り上げるのは、ジローナから合流したブラジル代表FWサヴィーニョである。 昨季ジローナはラ・リーガで3位に入るサプライズを起こしており、サヴィーニョはその中心選手の1人だった。昨季はリーガで9ゴール10アシストの成績を残しており、得点に絡める突破力の高いウイングとして今夏マンCへ加入したのだ。 しかし、マンCでは未だ0ゴール。アシストは5つ決めているが、全コンペティション合わせて0ゴールは寂しすぎる数字だ。右サイドから仕掛けるドリブルにはインパクトこそあるが、得点力がついてこなければ怖さがない。 左サイドのジェレミー・ドクはリーグ戦2ゴール、ジャック・グリーリッシュも0ゴールと、ウイングが得点に絡めないのは痛い。ジョゼップ・グアルディオラのサッカーを機能させるうえで相手守備陣を広げるウイングの存在は重要で、ここの得点力が上がればもう少し攻撃面は改善できるはず。 全コンペティション合わせると18ゴール奪っているハーランドがチームのトップスコアラーだが、それに次ぐチーム2位はMFフィル・フォーデンとDFヨシュコ・グヴァルディオルで4ゴールとなっており、ハーランド依存が見て取れる。DFのグヴァルディオルがチーム2位の得点者というのも寂しいところで、後半戦はハーランド以外のアタッカーがどこまで数字を上げられるかにかかっている。
構成/ザ・ワールド編集部
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