日産ガバナンス委が会見 報告書を公表(全文3完)新しい日産に再生していただきたい
資本関係見直しなどの議論の過程を教えてほしい
日本経済新聞:日本経済新聞の【ヨザワ 00:46:07】と言います。ちょっと議論の過程を教えていただけたらと思うんですけれども、ルノーとの資本関係の見直しやRAMAについては今回触れていないと思うんですけれども、それは触れるか触れないかという議論もされたのか、どういうやりとりがあったのか教えていただけたらと思います。 西岡:まず資本関係の問題については非常に関心が強いということは承知しておりましたけれども、先ほど来から申し上げましているとおり、これはもう会社と株主との関係の問題であって、この委員会で、そこについて介入できるものではないというふうに考えております。 それからRAMAの件ですけれども、これは契約なんですね。ですから今回のガバナンス委員会の提言との関係でなんらかの抵触があるということであれば、そこは日産のほうで考えていただくというのがこの提言の趣旨でございます。 日本経済新聞:ごめんなさい、関連して、その2点について意見が割れたり、そういうことは委員の間の中ではあったんでしょうか。 西岡:一般論として、やはり会社との関係であるということについての、特に意見が割れたとかそういうことは、これ理屈の問題ですので、意見が割れたということはございません。ただそういう声があるということは委員としては皆、承知していたというつもりでございます。 榊原:しかも、今のアライアンスの問題とか資本比率の問題というのは、われわれガバナンス委員会のワークのスコープ外というのは全員知っていますから。具体的に言えば、そういうことについての議論も自主的にはなかったということだと思いますね。 司会:それでは時間となりましたので、これで本日の記者会見は終了とさせていただきます。皆さま、お気を付けてお帰りくださいませ。 (完)【書き起こし】日産ガバナンス委が会見 報告書を公表