【単独インタビュー全文】国民民主党・玉木雄一郎代表 キーマンが語った今後「103万円の壁を上げたい」「最後は国家運営」「今後、頻繁に大阪に入ろうかなと思っています」
最終的に総理を目指す「地道にコツコツやっていきたい」
―――「103万の壁を上げる」。これ以外に、実現したいことを教えてください。 玉木代表「50年前に始めたガソリンですね。ガソリンって、税金の塊なんですよ。50年前に増税して、『増税は2年間です』と言って50年引っ張っているのをやめればいい。ガソリンで25円10銭、軽油だと17円10銭下げると物流コストが下がるんですよ。大阪の皆さんは車に乗っていない人も多いので…ただ、全ての人に影響があるのは、トラックで物を運んだりすると(物流コストが)下がるから、物価が下がるので生活が楽になりますよ。これは合わせて強く求めていきたいと思います」 ―――大阪で国民民主党の支持層を広げていきたいという思いはありますか? 玉木代表「意外に、梅田のヨドバシカメラ前で、かつてないほど(人が)集まりました。上のデッキも全部埋まって。だから、「自民党はちょっとな…」「維新もどうかな…」というときに、大阪や近畿の新たな選択肢として国民民主党が認識されてきたので、そのためには候補者を出して選択肢を作っていかないと「そうは言っても維新しかいないじゃないか」と言われるので。次の参議院選挙とか、あるいは統一地方選挙ではない地方選挙もいっぱいありますから、できるだけ候補者を擁立して、皆さんに認めていただけるように頑張りたいと思っています」 ―――今後、選挙戦の戦い方も変わってくるのでしょうか? 玉木代表「私も頻繁に大阪に入ろうかなと思っています」 ―――欲しいのはポストではないというお話がありましたが、最終的にポストも目指しているのでしょうか? 玉木代表「内閣総理大臣ですよね、やっぱり。最後は国家運営をしたいと、どの政党のトップもみんな思っていると思いますよ。そうじゃないと、政党のトップは張れませんから。私達の理念をいつか実現しようということで、地道にコツコツやっていきたいと思っています」 ―――そこに至るために、どういったシナリオを描いておられますでしょうか? 玉木代表「政策実現だと思いますよ。今までは、『1票入れたって何も変わらないじゃないか』ということだったが今回、例えば国民民主党に入れて、小さい野党だけど、でも我々がテコになって、具体的に『103万円の壁』がちょっと引き上がったら、入れた意味が分かるじゃないですか。実際、手元に残るお金がちょっと増えたとなるとね。そういう実感、いい意味での国民から見たときの成功体験を一つ一つ提供していくことが、政治に対する信頼を取り戻す近道で、そういう積み重ねの中で、私達は大きくなっていきたいと思います」 ―――将来的に一緒に組んでいけそうな党はありますでしょうか? 玉木代表「政策次第ですね。政策さえ一致すれば、どこともやれると思いますので。逆に言うと、政策が一致しなければなかなか難しいかと」 ―――現段階で政策が一致する可能性がある党はありますか? 玉木代表「これから話してみないと分かりません。選挙が終わって、それぞれいろんな政策を訴えておられました。そういうコミュニケーションは丁寧にやっていきたい。今はちょっと、具体的な名前は控えたいと思います」