オリックス1位ルーキー・麦谷祐介、恩師そろえた練習用バットとともに入寮「すごく大切」打撃向上の効果実感
オリックスのドラフト1位ルーキー、麦谷祐介外野手(22・富士大)が7日、大阪市此花区の球団施設にある「青濤館(せいとうかん)」に入寮した。持参したのは大学時代に使用していた4種類のトレーニング用バット。入学後に富士大の安田慎太郎監督(40)がそろえたものだ。それぞれに特徴があって、ファウルや打ち損じが減った効果を実感してきたという。 富士大(北東北大学リーグ)では最多本塁打1度、最多打点2度、最多盗塁5度、ベストナイン3度。全国大会(神宮)では通算3本塁打を記録し、4強となった2023年春の大学選手権では青山学院大の下村海翔投手(2023年度・阪神ドラフト1位の右腕)から左越えに本塁打、4強となった2023年秋の明治神宮大会では青山学院大の常広羽也斗投手(2023年度・広島ドラフト1位の右腕)からも本塁打を放った。 「すごく自分にとっては大切なバット。本当に打撃向上するようなバットと僕は思っていて」と麦谷。「これのおかげで神宮の結果だったりっていうのがあったので、プロでも継続してやっていけたら」と心強い”相棒”を手元から離さず、持ち込んだ。 昨年11月下旬の入団発表記者会見で「スーパースターになれるように頑張りたいなと思います」と目標を掲げた。走攻守3拍子そろった即戦力の外野手として、背番号「8」にも球団の期待感が詰まっている。 8日からは新人合同自主トレがスタートする。「ケガなく1年間プレーすることが目標なんですけど、しっかりキャンプからアピールして開幕1軍、そして開幕スタメンを狙っていきたい」と意気込む。
中日スポーツ