【高校野球】静高の二刀流・中野桜佑は国学院大に進学…4番・和田は専大、エース・谷脇は日体大へ
静岡高野球部の主力3年生の進学先が、6日までに分かった。県で今春は準優勝、夏4強入りという成績を残し、いずれもスポーツ推薦での合格となった。 1年秋から二刀流で活躍した中野桜佑内野手は、国学院大経営学部に入学。東都大学リーグ1部の名門では野手に専念する。焼津市出身で東海大静岡翔洋中3年時に2度の全国大会を経験。「本塁打を量産する選手となって、3、4年生で大学日本代表になる」と、左の強打者としてのイメージを思い描いた。 4番打者の和田琉汰三塁手は専大文学部で同じく東都に挑む。現在は2部リーグだが、1部で最多32回の優勝を誇る強豪。富士市出身の右打者は高校では1年秋にレギュラー入りし、通算17本塁打を放った。「安定した打率を残す選手になる。1部昇格に貢献し、中野とリーグで戦いたい」と笑顔で誓った。 エース谷脇健心は日体大スポーツマネジメント学部に進む。決め手となった辻孟彦コーチの下、NPB入りを目指す。「球速141キロを155キロにしたい」と浜松市出身の180センチ右腕。同大からは22年の日本ハム1位・矢沢宏太投手、今年のオリックス2位・寺西成騎投手とドラフト上位指名されており、谷脇も先輩に続く。(伊藤 明日香) 〇…夏県16強の飛龍高野球部の宮崎鈴己遊撃手(3年)が拓大国際学部、小曲智大投手(3年)が城西大経営学部に合格したことが6日までに分かった。神奈川出身で内野の全ポジションを守れる器用さを持つ宮崎は「まずは守備でアピールして、ベストナイン入りを果たすことができれば」と気合。埼玉出身の181センチ左腕の小曲は「なるべく早くのメンバー入りを目指しつつ、3、4年で主力選手となれれば」と意気込んだ。
報知新聞社