貯金が「1000万円」を超えました。銀行口座を分けた方が良いって本当?
貯金だけでなく投資を始めよう
貯金に余裕がある場合は、投資を始めるのもおすすめです。 投資でお金を増やすことで、インフレに対応できたり、効率よく老後資金を用意できたりします。特に、2024年から始まった新NISAを活用して投資をすれば、非課税で資産形成が可能です。 たとえば、新NISAを活用して年率3%の運用で月3万円の積立投資を続けた場合、20年3か月で1000万円を貯められます。また、年率5%で運用すれば、17年6か月で1000万円を築くことが可能です。貯金だけだと、27年8か月かかるため、その差は歴然です。 ●月3万円の積立投資で1000万円を増やすために必要な期間 ・運用利回り 期間 ・年率1% 24年7か月 ・年率2% 22年2か月 ・年率3% 20年3か月 ・年率4% 18年9か月 ・年率5% 17年6か月 ・年率6% 16年5か月 ・年率7% 15年6か月 貯金だけでなく投資でお金を増やすことも検討してみるとよいでしょう。
お金の計画をたてよう
お金は、計画的に備える必要があります。老後にどれくらいのお金が必要なのかによって、今から取るべき対策も異なります。 ぜひ、受け取る年金や老後の生活費、ライフイベントごとに必要なお金などをシミュレーションして、今からお金に関する計画を立ててみてはいかがでしょうか。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・預金保険機構「万が一金融機関が破綻した時」 ・金融庁「つみたてシミュレーター」
苛原 寛