ユベントスの対抗馬はインテルだけか【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
コンテのモチベート方法はある意味で宗教家に通じる
デリフト(後ろ)が予想以上の早さで馴染んできたユーベは、サッリ流に浸透の兆しも。その対抗馬となりうるのは、ルカク(手前)など新戦力が躍動しているインテルだけか。(C) Alberto LINGRIA
7節を終えたセリエAで首位に立つのは9連覇を目指すユベントス。ナポリは早くも取りこぼしが目立つだけに、その対抗馬となりうるのはインテルだけか。絶対王者との直接対決に敗れたとはいえ、可能性を感じさせた。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2019年10月17日発売 ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― セリエAは第7節を終えて、早くも全体の構図が固まりつつある。序盤戦で最大の注目カードだったインテル・ミラノ対ユベントス戦(10月6日)は2―1で後者の勝利。絶対王者はそこまで6連勝していたインテルを蹴落とし、単独首位に立った。とはいえ、今シーズンのセリエAは、ユーベの独り舞台だった昨シーズンとは明らかに違う何かを感じさせる。 昨シーズンの同時期と比べて勝点を最も大きく伸ばしたのは、アタランタ(+
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