希望しかない! 海外でプレーする10代の日本人選手(2)圧倒的スケール! 190cm超えの巨人FW
現在は日本代表の大半を欧州組が占めており、海外クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。
FW:後藤啓介(ごとう・けいすけ) 生年月日:2005年6月3日(19歳) 所属クラブ:アンデルレヒト(ベルギー) 24/25リーグ成績:15試合5得点1アシスト(セカンドチーム/ベルギー2部) 身長191cmを誇る大型ストライカーが猛アピールを続けている。アンデルレヒトへの1年間の期限付き移籍を経て、昨年12月5日に完全移籍での加入が決定した後藤啓介のトップチームデビューは間近に迫っているかもしれない。 2024年1月にアンデルレヒトのセカンドチームにあたるRSCAフューチャーズに加入した後藤は、1年目からレギュラーに定着。所属直後の半年間で14試合6得点1アシストと好成績を収めると、2024/25シーズンも15試合で5得点1アシストを記録し、最初の目標であるトップチームデビューに向けて結果を残している。 ロメル・ルカクやユーリ・ティーレマンス、ジェレミー・ドクらベルギー代表の中心選手たちを輩出したことで知られるアンデルレヒトは、コンスタントにセカンドチームからトップチームに戦力を供給している。現在は9人の下部組織出身の選手がプレーしており、昨年11月にもU-19ベルギー代表WGのトリスタン・デグリーフがトップへと昇格を果たした。彼のようにシーズン途中のトップチーム抜擢の例もある。 後藤がプレーするストライカーのポジションに目を向けると、今季の前半戦終了時点で公式戦18ゴールを記録しているデンマーク代表FWカスパー・ドルベリと23歳のアルゼンチン人FWルイス・バスケスの2選手がいる。 前者は187cm、後者は190cmと、両者ともに後藤とキャラクターが被っている。そのため、彼らの間に割って入ることは難しいが、どちらかが怪我をしてしまった場合はチャンスが与えられるだろう。 完全移籍での獲得は後藤に対する期待と信頼の表れであり、今季中のデビューに期待したい。
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