イーグルスのRBバークリー（AP）

　◇NFL第17週　イーグルス 41-7 カウボーイズ（2024年12月29日　フィラデルフィア） 【画像】あれ？ラグビーW杯、競技場で「スーパードライ」の広告が… 　米プロフットボールNFLで史上9人目の「シーズン2000ヤードラッシャー」となったイーグルスのRBセイクワン・バークリー（27）が、5日のレギュラーシーズン最終戦ジャイアンツ戦を欠場する見込みとなった。バークリーは12月29日のカウボーイズ戦で今季のラン獲得ヤードを2005ヤードに伸ばし、1984年にラムズのエリック・ディッカーソンがマークしたNFL記録の2105ヤードにあと100ヤードと迫っていた。 　イーグルスはNFC東地区で地区優勝を決め、プレーオフも第2シードを確保。ジャイアンツ戦は消化試合となり、ポストシーズンに備えて主力を休ませることが考えられる中、バークリーを出場させて新記録を狙わせるかどうかが注目されていた。 　米スポーツ専門局ESPNによると、イーグルスのニック・シリアニ・ヘッドコーチ（HC）は1日、バークリーの最終戦の出場可否について明言を避けたものの「おそらく休むことになるだろう」とコメント。「偉大な選手が長年保持してきた特別な記録だ」と断った上で、ケガなども考慮したとし「結局はチームのために最善のことをするだけだ。決断は簡単ではなかったが、いろいろな人の意見を聞いた」と説明した。 　バークリーは前戦カウボーイズ戦後、シリアニHCの指示に従う姿勢を示していた。父親が記録挑戦を望んでいたと残念がり、「次にいつ記録が破られるか分からないが、確実に私たちの名前は記録に刻まれていたはずだ。だが、最終的に最も大切なのはフットボールの試合に勝つことだ。自分はもっと大きなことを考えているし、我々は休んでプレーオフに備える機会ができた」と話した。