予算ギリギリだけど大満足だったリノベマンション! 入居初日に…部屋中が真っ暗に!? 内見では気がつかなかった「致命的な欠点」とは
いきなりブレーカーが落ちて…「???」
引っ越し作業も無事に終わり、そろそろ窓を閉めてお茶でも入れてひと息つこうか…と思ったAさん夫婦。暖房とホットカーペットとテレビの電源を入れ、ケトルのスイッチをつけた数秒後、部屋中が真っ暗になり、2人はびっくり! 夫が分電盤を探し出して、ブレーカーを上げたところ、すぐに照明がつきましたが、分電盤を見ていた夫が一言ぽつり。 「ここ、30Aしかないんだ…それでブレーカーが落ちちゃったんだな」 Aさんはずっと実家暮らしが長く、30Aと言われてもピンとこなかったそうです。
アンペア数が小さいことで起きる問題
実は、築50年以上の古いマンションや団地の場合、きれいにリノベーションされていても「電気容量」がそのままになっていることがあります。 現在の一般的なワンルームマンションなら20A、家族向けマンションなら40Aと、想定される電気容量によって基本のアンペア数が設定されており、比較的新しいマンションでは余裕をもって各世帯で契約アンペア数を60Aなどに設定することも可能です。 しかしAさんの住むマンションでは、マンション全体で使える電気容量に制限があり、各戸の契約アンペア数は30Aが上限。容量を増やす工事は受け付けられないことが分かりました。 そのため、ドライヤーやケトル、電子レンジにホットプレート、電気調理器など高出力の家電を一度に使うとブレーカーが落ち、PCやWi-Fiもダウンしてしまう状況になってしまいました。 結局、料理をしている間は髪を乾かさない、ホットカーペットと暖房はどちらか一つにする、テレビやPCは小まめに消す、電気ケトルはブレーカーを落としがちなので、使うのは諦めて、ガス+やかんでお湯を沸かす…などなど、ブレーカーを落とさないために涙ぐましい「節電」に励んでいるそうです。 なんとかならないかと、今も悩みを募らせるAさん夫妻。しかし…どうしようもありません。さまざまな家電が進化して便利になっている今、マンションの「電気容量」についても要チェックです…! (まいどなニュース特約・中瀬 えみ)
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